今年9月の市会選挙を前に、またも議員定数削減の提案が出されました。
おおさか維新の会から、定数21から16へ5削減案、与党会派(自民・公明・民主市民連合、市民ネット)からは、削減幅を2にして定数19人にする修正案が出され、賛成多数によって2削減の修正案が可決されました。
日本共産党は、この間各会派合意のもと進めてきた議会改革議論の場で一度も論議されていないこと、議会機能の弱体化、市民の参政権を狭めること、身を切るどころか議会の翼賛化を招くリスクなど反対の立場から、山崎議員(録画映像)、安藤議員(録画映像)、増永議員(録画映像)が質疑し、安藤議員が反対の討論を行いました。討論大要(原稿)はこちらからダウンロードできます、☞2017年定数削減条例案(議会議案第1号原案および修正案)に対する反対討論 安藤議員の討論録画映像
摂津市議会ではこの20年、選挙のたびに1ないし2の削減を繰り返してきました。
「議員自ら身を切る」として定数を削減してきました。しかし、定数削減は本当に議員の身を切ることになっているのでしょうか?
定数削減数の合理的根拠を提案者は説明できません。
身を切るふりして、現職有力議員の地位を確保し、行革の名の下にさらなる市民負担増、市民サービス切り捨てを正当化するのではないか?
本来、多様な民意を反映し、市長と緊張感を持って対決、またはチェックし、より良い意思決定を行うために議会の機能を強化することこそが求められているのではないか?
市民のこうした声にしっかり答えられるだろうか?