こんにちは。摂津市会議員団です。

[2021.5.19] -[政策・活動議会報告]

市長に新型コロナウイルスワクチンに関する緊急申し入れ

 「電話がつながらない」「予約できなかった」など5月6日からはじまった大きな混乱が生じた65歳以上を対象にしたコロナワクチンの予約受付。

 日本共産党議員団は、次回予約受付開始までに、わかりやすい案内、受付体制の強化、予約方法の改善また接種会場までの足の確保など改善を求める緊急申し入れを行いました。

 緊急申し入れ文書は以下の通りです。


2021年5月19日   

摂津市長 森山一正様

日本共産党摂津市議会議員団

野口博・安藤薫

弘豊・増永和起

 

新型コロナウィルスワクチンに関する緊急申し入れ

 

これまでの新型コロナ対策へのご尽力に敬意を表します。

3度目の緊急事態宣言が延長されましたが、コロナ感染症の終息はいまだ見えず、変異株の猛威がさらなる不安を市民に掻き立てる状況です。大阪では、コロナが発症しても入院できず死亡する人が続出するなど医療崩壊と言える事態が起こっています。そのような中、コロナワクチンへの期待が大きく高まっているところです。

摂津市でも、65歳以上の高齢者への接種予約が5月6日より始まりましたが、事前に予測された通りコールセンターの電話はパンク状態、医療機関の前には長蛇の列ができ、予定の予約数はあっという間に終了をしてしまいました。市民からは「何度かけてもつながらない。もう電話するだけで疲れてしまった」「混乱を避ける方法を考えてほしかった」と苦情が寄せられています。大元には国がしっかりとした体制と情報提供を行わず、見切り発車的なやり方をしたことに原因があるわけですが、できる限り市民に混乱を招かない方法を考え、改善していくことが自治体としての責務だと考えます。摂津市の65歳以上の高齢者約23,000人のうち、今回予約ができたのはまだ8,000人。多くの人が予約できていない状況であり、接種に関してはまさしくスタートしたところです。希望するすべての市民が安心してワクチン接種ができるように、下記項目の速やかな検討と実施を要望します。

 

  1. 国に対し、確実な供給量と配送時期のロードマップを示し、ワクチンに関する正確な情報提供をするよう求めること。
  2. 市民に対し、ワクチン接種について正確でわかりやすい情報提供を行うこと。特に、今回予約が取れなかった65歳以上の高齢者に対し、ホームページや「広報せっつ」だけでなく、個別通知等わかりやすい案内を行うこと。
  3. コールセンターの体制を強化し、フリーダイヤルを導入すること。インターネットの受付も行うこと。ひとり暮らし高齢者等情報弱者に対して、予約手続きの支援を行うこと。
  4. 今回の反省の上に立ち、再度の予約受付については混乱が起きない方法を検討すること。少数枠の予約は年齢制限を行うなど対象を絞り込む工夫をすること。それらについて市民全体への周知を図り、不公平感を持たれないよう努力すること。
  5. 接種会場等への移動困難者に対する支援を行うこと。安威川以南はワクチン接種ができる医療機関も集団会場も少ないので、集団接種会場の開催を増やすこと。また、保健センターや文化ホールへの交通手段の確保を行うこと。
  6. 国・府に医療従事者等の支援とワクチン接種協力による医療機関への減収補填を求めること。

以 上