こんにちは。摂津市会議員団です。

[2023.3.25] -[議会報告]

LGBTQ差別禁止法制定、PFOA健康調査など意見書を採択ーー2023年第1回定例会

3月24日に開催された議会運営員会協議会で意見書採択の協議が行われました。

 日本共産党議員団が提出していた6件の意見書案LGBTQ+意見書案のうち、LGBTQ+性的少数者への差別を禁止する法律等の制定を求める意見書は自民党が反対しましたが賛成多数で、PFOAの健康影響調査及び疫学調査を求める意見書は、全国最悪の汚染状況にある地元市議会として全会派一致での採択をめざし文案修正のうえ全員賛成で採択することに決定しました。
 そのほか、手話言語法の早期制定を求める意見書など5つの意見書が採択されます。

【第1回定例会で採択された意見書】

意見書(文字をクリックすると意見書本文が開きます)

提出会派

採決態度(◎提案者、◯賛成、×反対)

共産

維新*

公明

自民*

民主*

LGBTQ+性的少数者への差別を禁止する法律等の制定を求める意見書

日本共産党

×

PFOA等についての健康基準を速やかに定めるとともに健康影響調査及び疫学調査を求める意見書

日本共産党

「手話言語法」の早期制定を求める意見書

民主市民連合

認知症の人も家族も安心な社会の構築を求める意見書

公明党

新型コロナウイルス感染症の後遺症の方々の日常を守る取り組みの強化を求める意見書

公明党

アスベスト被害を抑える対策の強化を求める意見書

公明党

地域のグリーントランスフォーメーション(GX)の促進を求める意見書

公明党

*維新=大阪維新の会、自民=自民党・市民の会、民主=民主市民連合

 

 【議会上程できなかった意見書案】

 議会内会派が提出した意見書案の採択の条件は、3会派以上が提案者になること、かつ、反対会派が1会派以内の場合です。提案者になる会派が2会派以内、または、反対会派が2会派あれば、議案として本会議に上程されません。一方、市民団体等からの陳情による意見書案の議会採択の条件は全会派賛成であり、1会派でも反対すると本会議に上程されません。

 ◎日本共産党提出したものの不採択となった意見書案
 日本共産党が提出した他の意見書案4件は、議会運営委員会協議会において2会派の反対があり、議会議案として上程することができませんでした。

  • マイナンバーカード取得義務化につながる健康保険証の原則廃止とマイナンバーカードの保険証利用等に関わるシステム導入の義務化の撤回を求める意見書(案)・・・<維新の会、自民党・市民の会が反対>
  • 最低賃金法の改正と中小企業支援策の拡充を求める意見書(案)・・・<維新の会、民主市民連合が反対>
  • 新型コロナ対策に対する意見書(案)・・・<公明党、自民党・市民の会が反対>
  • 大軍拡のための大増税および、財源確保法案の撤回を求める意見書(案)・・・<公明党、自民党・市民の会が反対>

 ◎市民団体等からの採択陳情・要請
 市民団体等から採択を求められた(陳情)以下の意見書案2件について、議会運営委員会協議会において日本共産党は賛成しましたが、反対会派があり上程されませんでした。なお、議会運営委員会協議会での賛否態度表明は、1会派ずつ順番に行うもので、1会派が反対した時点で上程しないことが決定されるため、残りの会派の賛否態度は不明です。

  • コソドラ陳情
     「普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める意見書(案」)・・・<民主市民連合が反対>
  • 大阪弁護士会要請
     「特定商取引法平成28年改正における5年後見直し規定に基づく同法の抜本的改正」を求める意見書(案)・・・<民主市民連合が反対>