こんにちは。摂津市会議員団です。

[2024.12.21] -[議会報告]

来年の大阪・関西万博出展のための補正予算案に反対ーー2024年第4回定例会

第4回定例会に提案されていた第71号令和6年度一般会計補正予算(第7号)に日本共産党は反対しました。この議案は、日本共産党以外の賛成多数で可決されました。日本共産党議員団は増永わき議員が代表して以下の通り反対意見を述べました。


 日本共産党を代表して、議案第71号に対する反対討論を行います。
 議案第71号摂津市一般会計補正予算第7号には、商工振興費として大阪・関西万博出展委託料264万円と、債務負担行為として同じく大阪・関西万博出展事業222万4千円が計上されています。
 これは、銘木と欄間をメインにした摂津市のPR事業として大阪・関西万博に出展する予算ですが、合計で約500万円かける出展はわずか1日です。
 2023年度決算反対討論で、敬老祝い品等について高齢者の事業を削減すべきでないと述べましたが、その敬老祝い品の決算額は年間で576万2,290円でした。敬老祝い品事業の年間額に匹敵するような予算をたった1日の出展のために使うことに市民の納得が得られるでしょうか。
 先日も大阪・関西万博は警備費や機運醸成費等、費用が増額となると報道されました。売上で賄う予定の運営費もチケットの販売が伸びず、赤字が懸念されています。また、パビリオンの撤退で空き地ができているとの報道もあります。今回の出展事業は、それらを市町村で少しでも穴埋めさせるためだと考えざるを得ません。
 物価高騰で市民が大変な時に、湯水のように税金を使って万博をやり抜くのは、その後にカジノを計画しているからです。我が党は、万博にも、カジノにも反対し、今からでも中止を求める立場です。よって本補正予算案に反対するものです。